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ルテイン |
抗酸化作用で、黄斑変性症や白内障の予防・改善に期待 |
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ケールやホウレン草をはじめとする緑黄色野菜、マリーゴールドなどに含まれるカロテノイドの一種。目の網膜上で光を認識する「黄斑部」と、水晶体などに多く存在するが、生体内では合成できないため、食品などで摂る必要がある。 |
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加齢黄斑変性の患者の黄斑部において、ルテイン量が減少していることがわかっている。栄養補助食品などでルテインを摂取すると、光による酸化ダメージから、黄斑部と水晶体を守ると考えられている。実際、アメリカでは多数の実験が進められ、ルテインが黄斑変性症の予防・改善や、白内障のリスク低減に役立つのではないかと期待が寄せられている。 |
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フランス海岸松樹皮エキス
(ピクノジェノール) |
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強い抗酸化力をもち、網膜の保護に役立つ |
フランス南西部・海岸沿いに生育する松の樹皮から抽出されるエキス。
ポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンや、カテキン、その他の40種類以上の有機酸が含まれている。
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フランス海岸松樹皮エキスには強力な抗酸化作用や、網膜などの毛細血管を強化する作用があり、糖尿病網膜症の症状改善にも役立つことがわかっている。これは、糖尿病網膜症によって損傷された網膜上の毛細血管をフランス海岸松樹皮エキスが強化し、微量出欠を阻止するためではないかと考えられ、フランスでは医薬品として利用されている。 |
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ブルーベリー |
疲れ目や視覚機能を改善 |
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果実に含まれるアントシアニンという色素成分が視神経の働きを支える「ロドプシン」という色素体の再合成を助けることで、疲れ目を改善する作用があるとされる。またアントシアニンには抗酸化作用があり、加齢に伴う視覚機能の衰えの改善にも役立つと考えられている。
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DHA |
視力改善や、網膜の動脈硬化の抑制に役立つ |
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青背魚に多く含まれる多価不飽和脂肪酸で、視力を高める作用が報告されている。また、悪玉コレステロールを減らすことで、網膜の動脈硬化を防ぐ作用もあるとされる。さらにDHAのもつ抗炎症作用も、目の炎症を抑える働きを発揮するといわれる。 |
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メグスリノ木 |
疲れ目やかすみ目を改善 |
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カエデ科の落葉高木で、樹皮は疲れ目やかすみ目によいとされる。古来中国医学では肝臓の働きと目は密接な関係があるとされているが、メグスリノ木には、肝障害を防ぐロドデンドロンが含まれる。そのほか抗菌作用のあるタンニンやその関連化合物(ゲライニン、エラグ酸、カテキン)なども含まれる。
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ビタミンB群 |
眼精疲労をやわらげる |
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ビタミンB1は目の周りの筋肉の疲れに働きかけ、B2は目の粘膜を保護。ビタミンB6は視神経の伝達機能を正常に保つ働きがあり、B12も、色の分別などに関係ある視神経の伝達に深く関わる。
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