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イワシペプチド |
酵素ACEに働き、血圧の上昇を抑える |
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イワシの身のたんぱく質から抽出される天然成分。バリルチロシンという種類のペプチドを含んでいる。 |
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人の体内には、血圧上昇に関わるアンジオテンシン変換酵素(ACE)があるが、このACEには以下の2つの働きがある。 |
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アンジオテンシンTという物質を、血管収縮作用をもつアンジオテンシンUに変える。 |
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血圧を下げる物質ブラジキニンを分解する。イワシペプチドは、このACEの働きを阻害することで血圧の上昇を抑制すると推測されている。またイワシペプチドには血管拡張作用もあり、これによっても穏やかに血圧を下げると考えられている。動脈硬化を改善して血圧の上昇を抑えることも期待されている。 |
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紅麹(ベニコウジ) |
血管拡張とコレステロール低減で、血圧を下げる |
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中国・台湾地方で老酒などの酒造に用いられるほか、漢方薬としても広く利用されてきた紅色の麹。日本では、沖縄で豆腐ようなどの製造に使われる。ガンマー(γ)-アミノ酪酸(ギャバ)やモナコリンなどを含んでいる。 |
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紅麹に含まれるガンマー(γ)-アミノ酪酸は、延髄の血管運動中枢に作用することで血管を拡張する働きがあることがわかっている。この作用により、血圧を下げて安定させるとされている。また、モナコリンは、肝臓でコレステロールの合成に関わる酵素の働きを阻害する作用があり、結果的にコレステロール値を下げて動脈硬化を予防・改善。血圧上昇の抑制に働く。 |
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杜仲葉 |
血管を拡げて、血圧を下げる |
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杜仲は中国中央部原産の樹木。葉には、独自の配糖体であるゲニポシド酸などが含まれる。 |
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杜仲葉に含まれるゲニポシド酸は、副交感神経を刺激することで血管を拡げ、血流をスムーズにすることで血圧を穏やかに下げる。また、杜仲葉には利尿作用もあり、この結果、血液の循環量が減ることによっても血圧降下に役立つと考えられている。 |
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アヤムラサキ |
血圧の上昇を抑える |
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皮も身も濃い紫色をしたサツマイモの改良種。ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富。 |
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アヤムラサキに含まれるアントシアニンは、イワシペプチドと同じく、血圧上昇に関わる酵素の働きを阻害することによって高血圧の改善に期待されている。また、抗酸化作用によって動脈硬化を防ぐことでも、血圧上昇を抑えるとされる。 |
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キトサン |
塩分を体外に排出する |
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甲殻類(カニ・エビ)の殻から得られる不溶性の動物性食物繊維。 |
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コレステロールや中性脂肪の吸収を抑えることで動脈硬化を防ぐ働きがあるほか、高血圧の予防・改善に働くことを示す実験結果が、報告されている。 |
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