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紅麹(ベニコウジ) |
コレステロールの合成を阻害する |
紅色の麹で、中国・台湾地方では古くから紹興酒などの酒造のほかに、健胃作用や血液の循環をよくする漢方薬として利用されている。日本では沖縄の「豆腐よう」をつくるのにも使われる。 |
紅麹特有の成分が肝臓においてコレステロールの合成に関わる酵素の働きを阻害することで、血中コレステロール値を改善する。またガンマー(γ)-アミノ酪酸(GABA)が血管拡張に働き、血流を改善するほか血圧を下げて安定させる作用があるとされる。
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植物ステロール |
コレステロールの吸収を阻害する |
野菜などの植物に含まれる天然の脂質成分。
食事から摂ったコレステロールは、胆汁酸と結合することで小腸から吸収される。植物ステロールはコレステロールと構造が似ているため、コレステロールにかわって胆汁酸と結合。すると、コレステロールは胆汁酸を奪われることになり、吸収が阻害されて体外に排出されるので、血中コレステロール値も下がる。ただしHDL(善玉)コレステロールへの影響はなく、胆汁酸と結合した植物ステロールはほとんど吸収されず、最終的に体外に排出される。 |
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杜仲葉 |
コレステロール値の上昇を抑えて血流を改善 |
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ゲニポシド酸などの配糖体が含まれる。これらの配糖体には、コレステロール値の上昇を抑え、肝臓へのコレステロール蓄積を抑える作用があることが報告されており、現在、そのメカニズムの解明が進められている。 |
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黄杞葉 |
中性脂肪値を下げ、コレステロール値も改善する |
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ポリフェノールの一種であるジヒドロフラボノール配糖体が中性脂肪の分解を促し、血中中性脂肪値の低下に働くとされる。
また、HDL(善玉)コレステロールを増やし、LDL(悪玉)コレステロールを減らす作用についても報告がある。 |
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